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みんなに囲まれて迎えた最期の時間。

こんばんわ。

昨日、看取り介護中のAさんがお亡くなりになりました。88歳。
半年くらい前から、食事・水分摂取が徐々に減り始め、水分補給目的の点滴だけは行っていました。
食事摂取にはムラがあり、調子の良いときは半分以上摂取されたり。
ただ、ご本人の意思が強く「やんだ!(嫌だ) かね!(食わない)」と摂取に対しての拒否が強かったのが印象的でした。
検査等を行っても異常は無く、ご本人も痛みや苦痛、不調もないとの事でした。

それでも半年以上、1日の食事摂取がほぼゼロという日が続いたりしながらも生活してきました。

ご家族には、事あるたびに医師や看護師から説明をし、いつどうなってもおかしくない事は伝えてあり、ご家族の意向も「ここで最期までお願いします」との事だった。

先週頭あたりから、軽い努力様の呼吸が見られるようになり、看取りが近いことが改めてご家族へ説明されました。

そして昨日の朝。
夜間帯から唸るような呼吸が続き、SpO2も80%台に低下しており、ご本人の意識も少し混濁し始めていました。
しかし、「おはよう!」と声をかけるといつものように目を開け「あ~!」と返事をしてくれたのです。
食事提供もあったのですが、その時もいつも通り「やんだ!かね!」と話されていました。

その後から、みるみる状態が低下し、SpO2は75%まで低下し肩呼吸へと変化していきました。
ご家族もすぐに来られて、ベッドサイドで付き添ってくださいました。

ご家族が一旦離れるとの事で、介護職、ケアマネ、看護師が交代で傍で付き添いました。
なかなか、看取りとはいえベッドサイドに座ってゆっくり付き添ってあげることが今まで出来なかったのも事実です。
何をするわけでもなく、一緒の空気の中で手や足をさすりながら・・・。

午後になり、静かな下顎呼吸へと呼吸状態が変わり、戻られたご家族が付き添っていましたが、再び自宅へ戻ると施設を出ようとしたときに、間延びした呼吸になり急いでご家族に部屋へ戻っていただきました。

その時付き添っていた相談員から「呼吸状態が変わった」と告げられ様子を見に行き心音を聞くと微かに遠くの方で「トックン・・・・・・トックン・・・・・・」と聴取が出来ました。
本当に最期の時間、止まる寸前でしたので、医師へ連絡し来ていただきました。

穏やかで静かな時間、ご家族、職員に囲まれて、楽しい賑やかな時間が大好きでお話好きのAさんらしい最期の時間だった気がします。

ベッドサイドで手や足をさすりながら過ごした時間。
実は10年まで自分の祖父の最期の時も同じ感じで過ごしたことを思い出しました。
親戚も集まって、思い出話や昔話をしながら過ごしたあの時間。
今思えば、病院ではなく自宅で迎えることができたらよかったなぁ・・・とふと思うことがあります。
なので、その思いを利用者さん・ご家族さんへ・・・「ここで最期を迎えたい」という願いに少しでも近づいて応えられるように・・・「ここで最期を迎えて良かった」と思ってもらえるように。

とてもいい時間を過ごさせていただきました。
Aさんありがとう。
顔を見ると「おぼっこ(こども)や?」と気にかけて聞いてくれるAさんの声が今でも聞こえてきそうです。
最期まで頑張ったAさん。ゆっくり休んでください。

長くなりました。
それでは。


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よっさん

Author:よっさん
よっさんと申します。
特別養護老人ホームの看護師で日々奮闘!
利用者の笑顔に元気をもらいながら仕事してます。
お酒とドライブ、料理が好きです。
日々起こったことや、介護・看護についての
話題を綴っていきます。

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